きもの・仕立てたままで水洗い「きもの無重力」

きもの・仕立てたままで水洗い「きもの無重力」

きもの無重力とは

無重力バランス洗浄技法によって、仕立てたままの「きもの」を丸ごと「水洗い」する特殊技術です。
汗や汚れもスッキリ洗浄!この技術は他社には真似出来ない、ハッピー自慢の特殊技術です。
その根本となっているのが、京都の風物詩となっている友禅染め工程の一つ「友禅流し」です。

友禅染めの染色技法では、まず、輪郭線を描きロウ付けによって色止めをおこないます。
そのうえで、染料を筆で布地にのせ、細やかな文様を染め上げていきます。
そして最後に、生地に残った余分な染料やロウを落とす「友禅流し」がおこなわれます。
川の流れを利用して正絹の生地を洗うことで、生地を傷めることなく染め上がる素晴らしい技法です。

この「友禅流し」からヒントを得て誕生したのが、ハッピー独自の特殊技法「無重力バランス洗浄技法」。

複雑な水流を組み合わせて「疑似無重力空間」を創出する、ユニークな洗浄技法です。
「無重力バランス洗浄技法」も機械の力は使わないので、衣服へのダメージはほとんどありません。

位相圧力差と界面活性剤の力で汚れを洗い落とします。

一般的な洗浄とハッピーの洗浄の違い

着物の洗浄方法は大きく分けて「丸洗い」と「洗い張り」の2種類があります。
ハッピーの無重力バランス洗浄技法では、着物の状態のまま水による「丸洗い」を採用しています。

「洗い張り」のように縫製を解くことはせずに「洗い張り」同様の高い洗浄力を発揮。
絹本来の風合いを蘇らせ、新品のような着心地を実現します。

<一般的な洗浄方法tとの違い>
「丸洗い」とは、ドライクリーニングで一切「水」を使用しない洗浄方法のことです。
その名の通り、縫製はそのまま仕立てたままの状態で丸ごと洗うことが出来ます。
手間をかけずに洗えて費用もかからないというメリットもありますが、
水溶性の汚れには弱く、しっかりと汚れを除去しきれないという問題もあります。

一方「張り洗い」の場合は、きものの縫製を解いて反物の状態に戻してから、
水を使用して全て手作業でおこないます。その為、「丸洗い」に比べて洗浄効果も高いと言えます。

一旦反物に戻す為、着用の際には仕立て直さなければいけないという手間がかかってしまいます。

費用についても、訪問着で約7万円、長襦袢で約3万円と大変高額です。

ハッピーのきもの無重力には、「丸洗い」と「張り洗い」の良い所を取り入れています。
「きもの洗浄」には最適の技法です。

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