和服の修復事例・洗浄事例 クリーニングを超えたケアメンテ

明治天皇・有栖川宮家の着物

【Before】
「明治天皇様 御浴衣」と書いた畳紙に包まれた状態で見つかった麻の浴衣。黄ばみが赤茶け、繊維の劣化が激しい状態でした。

【After】
赤茶けてしまった浴衣を、繊維を傷つけないように丁寧に洗浄。元の風合いを想起させながら、「時代感」が感じられる仕上がりとなりました。

【Before】
「御振袖 御色かをり 御所車の御模様」と書かれた畳紙に保存されていた、綿入りの縮緬着物。裏地が風化したように糸切れ、染料も変質してしまっており、物理的な機械力は負担が大きすぎるため加えられませんでした。

【After】
そこで、ハッピーケアメンテの考案した新たな洗浄方法により、繊維に負担をかけず汚れを除去。染料についても、可能な限り復元できる方法を考案し、「着古し感」を表現した処理を施しました。

【Before】
麻の生地に五つ紋、金糸で描かれた鯉の滝登りなど、格式高さを誇る着物。赤茶けた汚れが目立つ他、金糸のゆるみなど刺繍のほつれも見られました。

【After】
赤茶けた汚れを綺麗に落とし、手作業で刺繍のほつれもケア。鯉の滝登りが蘇りました。

シルク100%の長襦袢

【Before】
広範囲にシミや黄ばみが見られた正絹の長襦袢です。一部には年数経過により組成変化を起こしてしまっていたシミもありました。

【After】
ハッピーの「きもの無重力」なら縫製を解いて反物に戻す必要がなく、「洗い張り」よりも短い工程で洗浄することができます。

【Before】
全体的なシミ、黄ばみに加え、部分的に濃いシミが目立っています。

【After】
年数がたち、組成変化を起こしていたシミは再生が難しいですが、全体の黄ばみ、シミはかなり改善することができました。

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